リーディングNO.1594　2歳　女の子　 退行性発達障害・癲癇様発作・脳障害

よろしい、われわれはここにミス[1594]を捉えた。この人は前にも見たことがある。

さて、われわれの見るところ、改善が見られる。炎症力のほとんどは、とりわけ癒着――あるいは腫瘍性のもの――に関連した炎症が軽減され、また、部分によっては小さくなった。

しかし、現段階ではまだ、これらの状態が体内で反応する危険性がまったくなくなったわけではない。

しかしながら、われわれの見るところ、いま最も危険なのは、消化管を通して蠕動運動を起こすことができないことである。

というのも、病変部が破壊されるので、その間に、蠕動運動が止まって、それによって炎症力が再び細胞力を壊すような炎症を発することがないようにしなければならないからである――われわれが指摘したように、これが最初に、循環の流れの中に老廃物を蓄積させるような状態を引き起こしたのである。あるいは、脳内の神経組織のいくつかの部位が、腫瘍的な性質――それ以上に癒着的な性質――を持つようになったのはこのためである。

それ故、現在のところ次のようにする。

ヒマシ油パックはそのまま継続する。 ただし、頻度はそれほど多くなくて良いが、毎日、少なくとも１時間行う。 これまで行ってきたように、腹部と、肝臓と、盲腸部位を覆うようにする。 これまでのところ、ほとんどのケースで非常にうまく為されてきた。その後で、毎日、パックを当てていた部位を、ぬるい重曹溶液を使って拭き取る。 これによって、パックによって体内から引き出されたところの酸を取り除くことができる。（体内の酸は）腸内にガスを生成する傾向がある。

その後で、毎日、パックを当てていた部位を、ぬるい重曹溶液を使って拭き取る。 これによって、パックによって体内から引き出されたところの酸を取り除くことができる。（体内の酸は）腸内にガスを生成する傾向がある。

肋骨のすぐ下の、右側から始める。つまり、肝臓と十二指腸の部位を穏やかにマッサージする。 そうしたら、徐々に、大腸と空腸の線に沿って移動する。大腸と空腸は交差している。 つまり、まず指示した部位を右から左に、臍の神経叢に達するまで行うのである。 次に、右側を腰骨に達するまで下に移動する。 そして、右側のそけい部に移動する。よろしいかな。 そしたら、上に戻り、臍の神経叢の下側を通過し、左側の肋骨の下まで上がって行く。 次に、穏やかに下降し、下部、そして左の臀部にかけて行う。 そうしたら、左のそけい部に戻り、恥骨神経叢まで行く。

これは、柔らかくするのを助けるだけでなく、排泄活動をより効果的なものにする。たとえ浣腸とキャストリアといちじくシロップを継続しなければならないとしても――できれば毎日少なくとも１回か２回の排泄があるように維持する必要がある

次にキャストリアの新しいボトルから、茶さじ半分から１杯分だけ注ぎだし（これは母親が服用すると良い。彼女にも良い！ ）、それと同じ分量のセンナシロップを、そのボトルに加えて戻す。 これを良く振って混ぜる。ボトル全体を少なくとも２０回から２５回は良く振って混ぜる。 そして服用するときにも、再度良く振り、追加したシロップが良く混ざるようにする。というのも、この混合薬が排泄の基礎になるからだ。よろしいかな。

毎日、できればこの人が寝る準備ができた頃の夜に、脳の基底部から下向きに、背骨に沿ってマッサージする。ある日はココアバターで行い、翌日は、羊脂（液体）とターペンタイン精と樟脳精をそれぞれ等量ずつ混ぜたものでマッサージする。 一度に沢山の量をマッサージしようとせずに、体が吸収する程度をマッサージする。 常に、下向きにマッサージする。脳脊髄系のそれぞれの側を下向きにマッサージするのである。

食事に関しては、すでに指示した内容のものをできるだけ入れる。 大麦湯を飲ませても良いだろう。 大麦湯をつかうことで、水をもっと沢山与える優れた方法となるだろう。

（訳注：大麦湯とは、大麦の煎じ汁にレモンなどの味付けがしてあり、主に英国で小児の下痢止めなどに用いられた。）

また、１日に１回か２回、サフラン水をすするくらい与えても良いだろう。 （アメリカンサフランをお茶にする。新鮮な状態で保存するか、毎日少量を作るようにする。）

そして、もし可能であれば――最初はなかなか困難かも知れないが――つまり、その子に飲ませることが難しいかもしれないが、できればビーフジュースを与える直前に――３滴から５滴の純粋のオリーブオイルを飲ませるとさらに良い。

これらを実行せよ。これを少なくとも４週間行え。 そうしたら、次の指示を出すことにする。

質問を受け付ける。

１日に大さじ１杯でも与えられれば、それで充分だ。

炎症だ！ それ故にこそ、マッサージの方法を詳しく指示したのだ。 マッサージを指示した方法で行うなら、指示した手順に従って行うなら、これが蠕動運動を促すはずである――これはもちろん、腸管自体のリンパと排出の接続力(connecting forces)を活動させるものである。

述べたように、排泄を保つのに必要であれば、ということだ。 それで服用量を増す必要があるなら、それはそれでまったく結構だ。

述べた通りだ。 これらのことを実行せよ。 両親はこれまで同様、祈りに満ちた態度を保つこと。 もし祈りの姿勢を持つことができないとしたなら、そもそも、これらをやり通すことの目的は何になるというのだ？

今回はこれで終わる。