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整体って何?

整体って何?

「体を整えることじゃないの?」

と思われたら、字のごとしで正解なのですが、ここでは社会的にはどんな位置づけがされているかを見ていきましょう。

医療には「通常医療」と「代替医療(だいたいいりょう)」の2つに大別されます。

●通常医療は、病院に行って医師の診断と治療を受けることです。
●代替医療は「通常医療を補完する医療」という意味で、病院での治療を補うための療法なので「補完代替医療」とも呼ばれています。

医療行為自体は、国家資格を持っている医師か看護師で医師法で認められた者しか行えません。
また、医業類似行為が認められた柔道整復師、鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師は国家資格者で、約20万人いると言われています。

補完代替医療者は、診断・治療・投薬などの医療および類似行為は行えないということです。

整体・カイロプラクティック・療術師・アロマセラピーなどは代替医療に分類され、約10万人いると言われています。
施術行為自体は「法的な資格制度のない医業類似行為」と表され、民間の個人・法人による療法となり今だに法整備が整っていないのが現状です。

※代替医療の詳細は『ウィキペディア(Wikipedia)』

整体とは、

整体(せいたい)とは、日本語では主に手技を用いた民間療法、代替医療を指す。
日本語としては、大正時代に用いられるようになった用語で、アメリカで誕生したカイロプラクティック・オステオパシー・スポンディロセラピーなどと日本古来の手技療法と組み合わせたものを、「整体」や「指圧」と名付けたのが始まりのようである。
現在、俗に用いられる意味では、カイロプラクティック(脊椎指圧療法)に似た骨格の矯正(主に脊椎)を目的とした手技療法を指して使われることが多い。脊椎・骨盤・肩甲骨・四肢(上肢・下肢)など、からだ全体の骨格や関節の歪み・ズレの矯正、骨格筋の調整などを、手足を使った手技と補助道具で行う技術およびその行為を指しているという意見もある。

ウィキそのままの記事ですが「整体」の意味自体が非常に大枠で大まかに感じませんか?

実際は「整体の技術ってこれだ!」って規定がなく、お店やスクールによって提供する技術が多種多様で決まっていない、という現状なのです。

当スクールも独自の民間資格で、オステオパシーを主体にカイロプラクティックの手技をプラスし、脊柱の自律神経系の調整と内蔵および頭蓋仙骨の調整が中心となっています。
もちろん手技のみで行う施術なので、健康器具や機械は一切使用しません。

東洋医学の考え方では患者の状態を、病気の領域と病気になる前段階の領域「未病」に分けています。


当スクールでは、「器質破壊」まで至った状態の特徴を病気、その前の未病の状態を「機能障害」と分けています。

整体の目的は、患者の主訴の解消と病気にならないように身体の様々なシステムを正常に戻すための施術やアドバイスを行う。と定義づけています。
もちろん、症状や年齢に応じて禁忌を守り、最適な施術を必要な時間だけ行うことで、安定した事故の無いサービスを教育しています。

アメリカでは「補完的な健康アプローチ」と補完代替医療を定義していますが、まさに的確な表現だと思います。

 

 

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